この記事について
年を重ねたシニア猫にとって、冬の寒さは思った以上に負担になります。
若いころよりも代謝が落ち、体温を保ちにくくなるため、
今回は「シニア猫が冬を安全に、快適に過ごすための工夫」を紹介します。
目次
🧣 シニア猫が寒さに弱い理由
筋肉量・代謝の低下
加齢によって筋肉量が減ると、体内で熱を作る力も弱まります。
そのため、若い猫よりも寒がりになりやすいのです。
血流の衰えと関節の冷え
寒さで血行が悪くなると、関節や腰の痛みが出ることもあります。
寝床を暖かく保つことで、痛みの緩和にもつながります。
🏠 あたたかい寝床づくりのポイント
1. 床から離れた位置にベッドを置く
冷気は下にたまりやすいので、少し高めの場所に寝床を。
棚の上やキャットタワーに毛布を敷くのもおすすめです。
2. 毛布・マットを重ねて保温性アップ
電気毛布を直接敷くよりも、ふわふわのマットやブランケットを重ねて
自然なぬくもりを感じられるようにしてあげましょう。
3. 風が当たらない場所を選ぶ
窓際やドア付近は冷気が入りやすいので、避けて設置します。
できれば人の気配を感じられるリビングの隅などが安心です。
🍽️ 食事・水分・運動の工夫
食事は「温めて香りアップ」
シニア猫は嗅覚が衰えるため、少し温めるだけで食欲が戻ることも。
電子レンジで5〜10秒ほど温めて香りを引き立ててあげましょう。
ぬるめの水で水分補給を
冷たい水は敬遠されがち。室温に近いぬるま湯にするだけで飲水量が増えます。
軽い運動で血行促進
おもちゃ遊びや短い歩行で筋肉を動かすことも大切です。
温まった室内で1日数回、短時間の運動を意識しましょう。
☕ tubuu’s point
シニア猫は「自分で体温を調整できない」ことを前提に考えるのがポイント🐾
寝床・室温・食事の3つを少し工夫するだけで、
冬の快適さがぐっと変わります。
まとめ
シニア猫の冬は「保温」「湿度」「安心感」がカギ。
床から離れた暖かい寝床と穏やかな環境を整え、
無理せずぬくぬく過ごせるようサポートしてあげましょう。
