【初心者向け】ゲーミングPC自作完全ガイド|パーツ選び・作り方・おすすめ構成

【初心者向け】ゲーミングPC自作完全ガイド|パーツ選び・作り方・おすすめ構成

2025年9月30日

💻 ゲーム用PCが欲しいけど、BTOやメーカー製は高い…。
調べるうちに「自作なら同じ性能で安く作れる」と知り、思い切って挑戦しました。最初は不安でしたが、やってみると意外と簡単。完成したPCでゲームが動いたときの達成感は、既製品では味わえません。
この記事では、初心者でも失敗しないゲーミングPCの作り方とパーツ選びを、できる限り分かりやすい解説でまとめます。


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筆者が実施に組んだゲーミングPC
第二回:CPUの選び方

✅ まずはチェックリストを見る
🛠️ 組み立て手順へジャンプ

💻 ゲーミングPCに必要な主要パーツ

ポイント: ゲーミングは GPU優先、次にCPU・メモリの順で投資するとコスパ良好。

⚙️ CPU(処理の頭脳)

  • ゲーム用なら Core i5 / Ryzen 5 で十分。
  • 配信や動画編集も兼用なら Core i7 / Ryzen 7 以上。
私は動画配信や録画なども行うのでIntel Core i7 14700Kにしました!

👉 CPUの選び方とおすすめモデルを見る

🎮 GPU(グラフィック性能の要)

📊 解像度別おすすめGPU(2025年版・在庫考慮)

解像度・用途 推奨GPU(候補) 目安価格
フルHD 中設定RTX 4060 / RX 76004〜5万円
フルHD 高設定・144HzRTX 4060 Ti / RX 7700 XT5〜6.5万円
WQHD 高設定RTX 4070 / RTX 4070 SUPER / RX 7800 XT7〜9万円
4K ゲーミングRTX 4080 / 4080 SUPER / RX 7900 XTX / RTX 508015万円前後〜
ここがかなり価格の分かれ道…
私は60Hzまでのディスプレイを3枚使用しているのでRTX 4060 Tiを選びました。
⚠️ 注意: RTX 4070 / 4080 は新品在庫が少なくなりつつあります。代替として 4070 SUPER / 4080 SUPER / 5070 / 5080 / RX 7800 XT〜7900 XTX も検討してください。

👉 GPUの選び方とおすすめモデルを見る

🧩 マザーボード(すべてのパーツの基盤)

  • CPUソケット・メモリ規格(DDR4 / DDR5)・拡張スロット(PCIe x16など)を必ず確認。
  • B760 / Z790 / B650 / X670など、目的に応じてチップセットを選ぶ。
  • VRMヒートシンクや電源供給回路の強さも、性能の安定性に影響。
私は「MSI B760M Pro-A/D4」を選びました。コスト・拡張性・安定性のバランスが良く、将来のアップグレードも視野に入れやすい構成です。

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💾 メモリ

  • 16GB以上推奨(FPS+配信なら32GB)。
  • 必ず2枚組で差す(例:8GB×2や16GB×2)。
    デュアルチャネル動作で帯域倍増 → フレーム安定に直結。
16GBを2枚差しで36GBにしましたが、マザーボードが4枚までメモリを積めるものを選んだので今後72GBまで積めます。

💽 ストレージ

NVMe SSD 1TB が基本。必要に応じてHDDを追加。

M.2 NVMe SSDは読み書きが圧倒的に高速。私はM.2 NVMe SSDを2枚搭載しました。

🔌 電源ユニット

  • RTX 4060〜4070:650〜750W
  • RTX 4080以上:850W〜
  • 80PLUS認証+信頼メーカーが必須。

🧱 ケース

ミドルタワー推奨。大型GPU&冷却性能を確保しやすい。

🧊 CPUクーラー

  • 空冷:5,000〜1万円で静音&十分冷却。
  • 簡易水冷:見た目重視&冷却力。1.5万円〜。

💡 パーツ選びで失敗しないポイント

  • 予算を決めて逆算
  • ソケット・サイズ・電源容量の相性確認
  • 将来の拡張性(空きスロットや電源余裕)。

🛠️ 組み立て手順

  1. CPUとクーラーを装着
  2. メモリとSSDを差す
  3. マザーボードをケース固定
  4. 電源ユニット設置 → ケーブル配線
  5. GPUを固定 → 補助電源接続
  6. 配線整理 → エアフロー確保
  7. 電源ON → BIOS確認
  8. Windowsをインストール

🧠 よくあるトラブルと解決法

  • 電源が入らない → フロントピン配線確認。
  • 画面が映らない → GPU出力に接続。
  • ファンがうるさい → エアフローとファンカーブ調整。

⚖️ 自作 vs BTO 比較

項目自作BTO
コスパ◎ 部品単位で安い○ セットで割安
自由度◎ 完全自由△ 制約あり
保証△ パーツごと◎ 一括保証
組み立て△ 自分で作業◎ 完成品が届く

💬 Q&A

Q1. 10万円で作れる?
→ FHDなら可。144Hz快適なら15万円前後。

Q2. 工具は?
→ プラスドライバー1本+静電気対策。

Q3. 初心者でも可能?
→ 手順通りなら大丈夫。僕も初挑戦で成功しました。

💸 予算別おすすめ構成(2025年版)

予算CPUGPUメモリストレージ電源用途
10万i5-13400F / R5 7600RTX 4060 / RX 760016GB (8GB×2)SSD 1TB650WFHD中〜高設定
15万i5-14600KF / R7 7700RTX 4070 / RX 7800 XT16〜32GBSSD 1TB+HDD 2TB750WFHD144Hz / WQHD
20万i7-14700KF / R7 7800X3DRTX 4080 / RX 7900 XTX / RTX 508032GBSSD 2TB850W4K+配信

🧊 冷却とエアフロー

  • 吸気:前/下 → 排気:後/上
  • 比率は吸気2:排気1

🔌 ケーブルマネジメント

  • 裏配線対応ケースを選ぶ。
  • 結束バンドで束ね、風路を確保。

⚙️ 初期調整

  • BIOSでXMP/EXPOを有効化
  • ファンカーブを最適化
  • Windows電源を高パフォーマンスへ

🚀 将来のアップグレード

  • GPU差し替え(4060→4070/4080/5080)
  • メモリを32GBへ
  • M.2 SSD追加
  • 電源余裕を確保

📚 まとめ

  • 予算と目的を決めて自作しよう
  • ゲーミングPCはGPU優先投資が鉄則
  • 今後の拡張性を意識しておくと吉

✅ チェックリスト

パーツ選び

  • [ ] 予算を決定
  • [ ] CPUとGPUのバランス確認
  • [ ] メモリは2枚組で16GB以上
  • [ ] SSD 1TB以上を確保
  • [ ] 電源容量とケースサイズ確認

組み立て

  • [ ] CPUとクーラーを装着
  • [ ] メモリ2枚とSSDを装着
  • [ ] マザーボード固定
  • [ ] GPU固定+補助電源接続
  • [ ] ケーブル整理と風路確保

初期設定

  • [ ] BIOSでXMP/EXPOを有効化
  • [ ] ファンカーブを最適化
  • [ ] Windows電源を高パフォーマンスに
  • [ ] ドライバー最新化

将来の拡張

  • [ ] GPU換装余地あり
  • [ ] メモリ空きスロットあり
  • [ ] M.2スロットに空きあり
  • [ ] 電源余力あり

以上✨
次回は実際に私が組んだPCについて詳細もご紹介します。

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