いいPCを買っても、モニターが悪ければもったいない
自作PCやゲーミングPCを買うとき、多くの人がCPUやGPUばかり注目します。
でも実際に“見る”のは、モニターが映す映像ですよね。
せっかくの高性能PCでも、古いモニターや安い液晶だと発色が悪く、映像がかすんで見えることがあります。
逆に、モニターを変えただけで「世界が変わった」と感じる人も多い。
💬 私も最初はGPUの性能ばかり気にしていました。
でもモニターを変えた瞬間、ゲームも作業も“別物”になりました。
この記事では、そんな“モニター選びの基礎”をわかりやすく整理します。
スペックの意味、FF14で感じた違い、そしてウルトラワイドという選択肢まで。
あなたに合った“理想の1枚”を一緒に見つけましょう。
一緒に読むとわかりやすい関連記事:
👉Hz・FPS・G-SYNCの関係を完全理解!
👉HDMIとDisplayPortの違いを完全解説!
目次
🖥️ 私が使っているモニター
現在メインで使っているのは、LG 34WQ60C-B(34インチ・UWQHD・曲面IPS・60Hz)です。
初めてウルトラワイドを使ったときは「横に長すぎない?」と思いましたが、
FF14を起動した瞬間、その印象は一変しました。
💬 絶オメガの塔も味方の位置も全部見える。
“広さ=安全”を実感できる環境でした。
普段は動画編集や記事執筆にも使っていますが、
横にツールや資料を並べられるので作業効率も抜群。
モニターを変えただけで、PCライフそのものが快適になりました。
──ここからは、このモニターを選ぶときに重視したポイントを、
初心者の方にも分かりやすく解説していきます。
🖥 私が今使っているモニターのスペック
モデル例:LG 34WQ60C-B(ウルトラワイド)
| サイズ | 34インチ(21:9) |
|---|---|
| 解像度 | UWQHD(3440×1440) |
| リフレッシュレート | 60Hz |
| パネル | IPS系 |
| 形状 | 曲面(カーブあり) |
| 映像端子 | HDMI / DisplayPort(モデルにより構成は異なります) |
| 向いている用途 | MMORPG・作業・動画視聴(視野と作業領域が広い) |
使ってみての所感:FF14の絶コンテンツで視野の広さ=安全を実感しました。UI配置も自由度が高く、作業でもウィンドウを並べやすいです。
……ただ、正直にいうと、スペック表だけ見ても「自分に合っているか」は分かりにくいですよね。
同じ“34インチ・60Hz”でも、机の奥行き・視聴距離・プレイするゲーム・作業比率によって最適解は変わります。ここからは、上のスペックに出てきた用語をやさしく分解して、「自分に合う」選び方を解説します。
🔍 失敗しないモニター選びのポイント
まずは「サイズと視聴距離」から見ていきます。数字の意味が分かると、買うべき1枚がはっきりします。
📏 モニターサイズ(インチ)の話
モニターの「27インチ」や「32インチ」といった数字は、画面の対角線の長さを表しています。
| サイズ | 横幅(約) | 高さ(約) | 備考 |
|---|---|---|---|
| 23.8インチ | 52.7cm | 29.6cm | 標準的なサイズ |
| 27インチ | 59.8cm | 33.6cm | ゲーミングの定番サイズ |
| 32インチ | 70.8cm | 39.8cm | 大画面派に人気 |
| 34インチ(21:9) | 約79.4cm | 約33.0cm | ウルトラワイド代表サイズ |
🧠 27インチは横約60cmほど。机の奥行きが60〜70cmあるとバランスが良いです。
👀 モニターとの適切な距離
モニターは、画面の高さ×1.5倍ほどの距離を目安に離れて見ると快適です。27インチならおよそ60〜70cm。目線をモニター上端〜中央に合わせると首や肩が疲れにくくなります。
特に長時間ゲームや作業をする方は、モニターアームで高さを調整するだけで疲労感が激減します。
💪 モニターアームを使うと世界が変わります
──高さが合っているだけで、作業もゲームも驚くほど快適に。
モニターをスタンドのまま机に置くと、
どうしても目線が下がって首や肩が疲れやすくなります。
そこで活躍するのがモニターアームです。
モニターアームを使うと、高さ・奥行き・角度を自由に調整できます。
- 自然な姿勢を保てる
- デスクが広くなる
- マルチモニターを綺麗に並べられる
- ケーブル整理がしやすい
🧠 27インチ以上ならアーム使用が圧倒的に快適。
数字だけ見てもピンと来ないかもしれませんが、
「画面と目の距離」「机の広さ」「普段の姿勢」で快適さは大きく変わります。
購入前に、実際に設置するスペースをイメージしておくのがおすすめです。
🛒 おすすめモニターアーム
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🔍 モニター選びで見るべきポイント
大体のサイズ感がわかったら次はもっと詳しく内容を見ていきましょう
🎞️ リフレッシュレート(Hz)とは?
モニターが1秒間に何回映像を更新できるかを示す数値です。
たとえば、60Hzは1秒間に60回、144Hzなら1秒間に144回。
この数値が高いほど、映像の動きが滑らかになります。
| リフレッシュレート | 映像の滑らかさ | 向いている用途 |
|---|---|---|
| 60Hz | 標準的 | 作業・動画鑑賞など |
| 120Hz | 十分滑らか | コンソールゲーム向け |
| 144Hz | ゲーミング定番 | FPS・アクションゲーム |
| 240Hz以上 | 超高速 | eスポーツ・プロ志向 |
🎮 FPSや格闘ゲームなどでは、144Hz以上が体感で分かるほど違います。
視点の切り替えや敵の動きがなめらかになり、反応速度も上がる感覚です。
⚡ 応答速度(ms)とは?
画面上の色が切り替わるまでの速さを表しています。
数値が小さいほど残像が少なく、動きがくっきりします。
💡 目安としては「1ms(GTG)」以下が理想です。
MMOやRPGではそこまでシビアでなくても問題ありません。
🖼️ 解像度の違いを知ろう
モニターの解像度は「どれだけ細かく映像を表示できるか」を表します。
| 解像度 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| フルHD(1920×1080) | 標準的。動作が軽くコスパ良好 | FPS・ライトゲーマー |
| WQHD(2560×1440) | 高精細で映像が綺麗 | RPG・汎用ゲーマー |
| 4K(3840×2160) | 圧倒的な画質だが負荷が高い | 映像・作業重視派 |
| UWQHD(3440×1440) | 横に広く作業効率も◎ | ウルトラワイド愛用者 |
GPU性能とのバランスも大切です。
RTX 4060〜4070あたりならWQHD、RTX 4080以上なら4K環境でも快適に動かせます。
🌈 パネルタイプの特徴
| パネル | 発色 | 応答速度 | 向いている用途 |
|---|---|---|---|
| IPS | 発色が綺麗・視野角が広い | ○ | RPG・作業両用 |
| VA | 黒が深くコントラスト高い | △ | 映像・映画重視 |
| TN | 応答速度が非常に速い | ◎ | FPS・競技ゲーム |
| OLED | 発色・黒表現・応答すべて最強 | ◎ | ハイエンド志向 |
⚙️ フレームレート(FPS)とHzの関係
──“映す速さ”と“描く速さ”は違います。
モニターのリフレッシュレート(Hz)は「映像を表示できる速さ」、
一方、PCやゲーム機が出すフレームレート(FPS)は「映像を生成する速さ」です。
1秒間に60枚の絵を出すのが60fpsだと簡単に考えましょう。
💡 出力FPS ≤ モニターのリフレッシュレート(Hz)
この関係を超えても映像は滑らかになりません。
すなわち、せっかくいいグラボを積んでもモニター側がボトルネックになることもあります。
PC側が1秒に120枚絵を出せてもモニターが60枚しか絵を出せないなら意味がないですよね。
PS5では120fps対応タイトルもありますが、多くのMMOやRPGは60fps上限。
PCではGPU性能次第で144fpsや240fpsまで引き出せます。
⚔️ FF14のフレームレート事情
──高FPSは快適ですが、それだけが全てではありません。
FF14は60fps以上もしっかり出ますが、アクションゲームのように“1フレーム差で勝負”するタイトルではありません。
なぜなら、FF14には先行入力システムがあるからです。
💬 私自身、60Hzのウルトラワイドモニターで全ての絶コンテンツ(最高難易度コンテンツ)をクリアしました。
滑らかさよりも「視野の広さ」や「UIの配置」のほうが重要だと感じています。
もちろん、高FPSのほうが映像は滑らかで目も疲れにくくなります。
ただ、MMORPGでは広い視界と安定した描画が最も大切です。
🌀 ウルトラワイドモニターという選択肢
──視野が広がるだけで、プレイ感覚が変わります。
作業やゲーム中の「見える範囲」は、思っている以上に快適さに直結します。
ウルトラワイドモニターなら、FF14やApexなどでも視野が広がり、状況を把握しやすくなります。
また、ウルトラワイドモニターには曲面のディスプレイも多くあり、広い視野をより見やすくする製品もありますね。
💬 絶オメガなどの高難易度コンテンツでは、塔や味方の動きがすべて視界に入ります。
“広さ=安全”を実感できる環境です。
💫 曲面モニターのメリット
- 画面端まで自然に見える(視点移動が少ない)
- 没入感が高く、長時間プレイでも疲れにくい
- 映像コンテンツとの相性が抜群
💡 1500R〜1800Rのカーブが自然でおすすめ。
ただし、端の文字がわずかに歪むこともあるので、用途に合わせて選びましょう。
💸 60Hzモニターも立派な選択肢です
──滑らかさより“広さ”や“価格バランス”を重視したい方へ。
PS5やSwitchなどでは60fps上限のタイトルも多く、60Hzモニターでも十分に性能を発揮できます。
また、価格を抑えながら大画面モデルを選べるのも魅力です。
🧾 tubuu’s point
💡 モニターは“自分の世界を見る窓”です。
FPSなら反応速度、MMOなら視野、作業なら正確さ。
60Hzでも144Hzでも、「自分が気持ちよく見られる環境」が正解。
数字だけで決めず、“どんな体験をしたいか”で選びましょう😌
🛒 おすすめモニターまとめ
🌿60Hz〜100Hzクラス(作業+ライトゲーミング向け)
- 🖥️ LG 27MS500-B(27インチ・FHD・100Hz) — 入門に最適な高コスパIPSモニター
- 🌈 LG 29WP500-B(29インチ・ウルトラワイドFHD・75Hz) — 初めてのウルトラワイドにぴったり
💻144Hzクラス(コスパ重視)
- 🎮 BenQ ZOWIE XL2411K(144Hz・24インチ) — 定番ゲーミング入門モデル
- 🖥️ Acer Nitro VG240YSbmiipfx(165Hz・IPS) — 発色と応答速度のバランス◎
- ⚡ MSI 湾曲ゲーミングモニター MAG 242C(180Hz・曲面VAパネル) — コスパ良好な湾曲ゲーミング
⚔️240Hzクラス(FPSガチ勢向け)
- 🔥 ASUS TUF Gaming VG249QM1A(270Hz OC対応) — 超滑らかで入力遅延ほぼゼロ
- 🚀 AOC C27G2ZE/11(240Hz・27インチ) — 大画面×高リフレッシュの定番
- 💡 ViewSonic XG2431(240Hz・IPS) — Blur Busters認証の低残像モデル
🧠G-SYNC Compatible対応モニター
- 🧩 Dell G2723HN(165Hz・G-SYNC Compatible) — コスパ重視の王道
- 🌈 LG UltraGear 27GP83B-B(165Hz・Nano IPS) — 発色最強クラス
- 🏆 Gigabyte M27Q X(240Hz・KVM搭載) — 仕事&ゲーム両用に最適
🖥️ウルトラワイドモニター(没入感+作業効率UP)
- 🌌 LG 34WR50QK-B(34インチ・UWQHD・100Hz) — コスパ抜群の曲面ウルトラワイド
- 🪶 DELL S3422DWG(34インチ・144Hz・VA) — 発色◎でゲームも仕事も快適
- 🚀 GIGABYTE G34WQC-A(34インチ・144Hz) — 高リフレッシュ×コスパ最強クラス
- 🎯 Samsung Odyssey G9(49インチ・DQHD・240Hz) — 没入感MAXの超ウルトラワイド
✅ モニター購入チェックリスト
- サイズと設置場所のバランス
- 解像度(FHD/WQHD/4K)
- リフレッシュレート(60Hz or 144Hz以上)
- 接続端子(HDMI/DP/USB-C)
- パネルタイプ(IPS・VA・TN・OLED)
- VESA対応・アーム使用可否
- ゲームor作業、どちら重視か?
🧾 tubuu’s point
💡 モニターは“自分の世界を見る窓”です。
FPSなら反応速度、MMOなら視野、作業なら正確さ。 60Hzでも144Hzでも、自分が気持ちよく見られる環境が正解。 数字ではなく「どんな体験をしたいか」で選びましょう😌
