【2025年版】2025年おすすめ自作PC構成まとめ|タイプ別に“買えばそのまま組める”完全版

【2025年版】2025年おすすめ自作PC構成まとめ|タイプ別に“買えばそのまま組める”完全版

2025年10月11日

「どの構成が自分に合うのか」「何を優先すべきか」――自作PCの難所はここ。
本記事では、2025年の相場・発熱傾向・拡張性を踏まえ、目的別に5つの完成構成を用意しました。
CPU/GPUの選定理由・冷却の考え方・節約/アップグレードの具体的製品名・互換チェック表まで一気にカバー。
どの構成も「そのまま買えば組める」ことを意識して設計していますが、目的に応じて変更して使ってください。
※価格などは変動します。
※実際に購入される際は必ずサイズやスロットなど対応しているか確認して購入してください。


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第一回:ゲーミングPC自作完全ガイド
構成タイプ: エントリーバランスビジュアル重視ハイエンドクリエイター

🎮 エントリー構成(約15万円前後/FHDメイン)

目的:フルHDで快適プレイ。初自作に最適、静かで扱いやすい。

CPUをこのモデルにした理由:Core i5-13400F は6P+4Eで日常+ゲームの“余裕”があるのに高コスパ。配信ソフトやブラウザ常駐とも相性良し。

GPUをこのモデルにした理由:GeForce RTX 4060 はFHDの定番。DLSS 3対応、低消費電力で静音化しやすい。

この構成でできること:FHD高設定でApex/FF14/VALORANT快適。軽い配信・録画も可。将来のGPU換装で寿命を伸ばせる土台。

🧊 冷却の考え方

13400Fは発熱が控えめ。AK400クラスの空冷+前/底吸気→後/上排気で安定。ケースはメッシュフロント推奨。

💰 節約するなら(具体例)

⚙️ アップグレードするなら(具体例)

🧩 組み合わせると便利な補助パーツ


⚖️ バランス構成(約22万円前後/WQHD+配信)

目的:WQHD高設定+OBS配信を安定して両立。長時間運用でも静かに。

CPUをこのモデルにした理由:Core i5-14600K は6P+8Eで配信・編集・多タブに強い。高い瞬発力と並列性能のバランスが秀逸。

GPUをこのモデルにした理由:GeForce RTX 5070 はWQHDの最適解。NVENCで配信が軽く、消費電力も低い。

この構成でできること:FF14やApexをWQHD高設定で快適。NVENC配信・軽い編集も安定。見た目と静音性の両立が可能。

🧊 冷却の考え方

14600Kはブースト時の発熱が多め。240mm AIOで80℃以下の運用がしやすい。静音重視なら空冷でもOK(+5〜8℃想定)。

💰 節約するなら(具体例)

⚙️ アップグレードするなら(具体例)

🧩 組み合わせると便利な補助パーツ


✨ ビジュアル重視構成(約26万円前後/白×RGB)

目的:配信や写真で“映える”見た目。WQHDも静かに強い。

CPUをこのモデルにした理由:Core i5-14600K は万能。デザイン性の高いケース+RGBでも安定動作し、配信もこなせる。

GPUをこのモデルにした理由:GeForce RTX 5070 SUPER はWQHDで強く、白系のボードも選びやすい。

この構成でできること:“白×RGB”の統一美。WQHD+配信もラク。静音・冷却と見た目を両立。

🧊 冷却の考え方

ガラス多めケースは熱がこもりやすい。底面吸気×2〜3でGPU直冷、上面/背面排気を強めに。色同期はマザボのRGBソフトで統一。

💰 節約するなら(具体例)

⚙️ アップグレードするなら(具体例)

🧩 組み合わせると便利な補助パーツ


🧠 ハイエンド構成(約40万円前後/4K・重配信)

目的:4Kゲーミングや本格配信・編集を1台で。温度/静音/余裕を重視。

CPUをこのモデルにした理由:Core i7-14700K は高クロック×多数コアで、ゲーム+配信+編集の同時処理でも強い。

GPUをこのモデルにした理由:GeForce RTX 5080 は4Kでも余裕。高画質・高fpsを両立。

GPUの価格高騰によりかなり値段が上がっています。

🧊 冷却の考え方

14700Kは消費電力高め。280mm AIOで80℃以下をキープ。ケースは正圧気味にしてホコリ侵入を抑制。

⚙️ アップグレードするなら(具体例)

  • メモリ:64GB(32×2)へ(配信+編集+多タブ)
  • SSD Gen5:Crucial T700 / Corsair MP700
  • GPU:RTX 4080 Ti / 5080(4K144Hzを安定へ)

🧩 組み合わせると便利な補助パーツ


🎬 クリエイター構成(約55万円前後/AI・4K/8K編集)

目的:AI生成・3D・高度編集に特化。ゲームも余裕で兼用可。

CPUをこのモデルにした理由:Core i9-14900K は24コアで重い制作タスクの並列処理に強い。高クロックでプレビューも軽快。

GPUをこのモデルにした理由:GeForce RTX 4090 はCUDA/VRAMとも圧倒的。生成AI/レンダ/カラーグレーディング用途に刺さる。

GPUの価格高騰によりかなり値段が上がっています。

🧊 冷却の考え方

14900K+4090は高発熱前提。360mm AIO+大型ケースで長時間レンダでも温度・騒音を抑える。

⚙️ アップグレードするなら(具体例)

  • メモリ:28GB(32×4)(大規模プロジェクト)
  • SSD Gen5:Sabrent Rocket 5 / Crucial T700
  • ケース:フルタワーへ(冷却&拡張余裕)

🧩 組み合わせると便利な補助パーツ

  • UPS(無停電電源装置)(レンダ中の停電対策)
  • 高速カードリーダー/外付けSSD
  • サージプロテクター付き電源タップ

🧠 パーツを組み替えるときのチェックポイント

カテゴリ チェックポイント 解説
CPU 対応ソケット/世代 LGA1700/AM5 など。世代対応BIOSが必要な場合あり(販売ページやQVLで確認)。
マザーボード メモリ規格/形状 DDR4とDDR5は非互換。D4表記モデルと非D4の取り違えに注意。
ケースサイズ ATX / MicroATX / Mini-ITX 対応 mATXケースにATXマザボは不可。Mini-ITXはネジ位置や拡張性が大きく異なる。
CPUクーラー 高さ/ラジエーター搭載位置 空冷はヒートシンク高を、AIOは240/280/360mm搭載可否とクリアランスを確認。
GPU 全長/厚み/電源容量 RTX 4070Ti以上は長尺・肉厚。ケース干渉と電源容量(750〜850W)を要確認。
電源 コネクタ形状/ケーブル長 12VHPWR/12V-2×6の有無。SFX電源はケーブルが短めで小型ケース向け。
SSD/M.2 スロット世代/共有レーン M.2使用で特定SATAが無効化される場合あり(マニュアルのlaneshare項目を確認)。
ファン/ヘッダー 4ピンPWM/3ピンDC・端子数 SYS_FAN端子が足りなければハブ/分岐を活用。
RGB/ARGB 5V 3ピン / 12V 4ピン互換性 5V(ARGB)12V(RGB)は非互換。ピン形状を必ず目視確認。

🔧 組み立て時にあると便利なツール(共通)

  • 静電防止リストバンド/マット
  • 磁石付きドライバー(No.1/No.2)・精密ドライバー
  • LED付き作業ライト(ケース内の視認性UP)
  • ケーブルタイ/マジックテープ式バンド/ケーブルコーム
  • エアダスター/ガラスクリーナー(サイドパネル指紋拭き)
  • ラバーパッド/スペーサー(ファン共振低減)
  • 温度・回転監視 HWiNFO/ファン制御 FanControl

シリーズ完結のご挨拶:
これで「自作PC完全ガイド」はいったん完結です。ここまで読んでくださりありがとうございました。
次は、完成したPCを“最高の体験”に仕上げる新シリーズへ。

🎮 新シリーズ:最高のゲーミング環境をつくろう
モニター/デバイス/サウンド/配線・照明/運用チューニングまで、
“組んだPCを活かす”ための実践テクを徹底解説します。

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