HDMIとDisplayPortの違いを完全解説!ゲーミングモニターで選ぶべき接続端子はどっち?

HDMIとDisplayPortの違いを完全解説!ゲーミングモニターで選ぶべき接続端子はどっち?

2025年10月16日

「144Hzが出ない」「ケーブルを変えたら映らない」── そんなトラブルの多くは、接続端子の違いにあります。
本記事では、HDMIDisplayPort(DP)の違いをわかりやすく解説。 ゲーミングモニターに最適な接続方法をまとめます。

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🔌 そもそもHDMIとDisplayPortとは?

💡 HDMI=家電にも広く使われる汎用端子

HDMI(High-Definition Multimedia Interface)は、テレビ・レコーダー・ゲーム機など幅広い機器で使われる映像端子。 映像と音声を1本で送れるのが特徴で、家電向けの標準規格です。

⚙️ DisplayPort=PC向けに設計された高帯域端子

DisplayPort(DP)は、主にPCやゲーミングモニター用に設計された規格。 高解像度・高リフレッシュレート・複数画面出力に強く、ゲーミング向けの本命といえます。

🎮 共通点と違い

どちらも映像+音声を1本で伝送できますが、 設計思想が異なり、対応できる解像度やHzが変わります。

📊 スペックで見る両者の違い

🔍 規格ごとの対応表(解像度・Hz・帯域)

規格 最大解像度 最大リフレッシュレート 帯域幅 備考 HDMI 2.0 4K(3840×2160) 60Hz 18Gbps 主にFHD〜4K/60Hzまで対応 HDMI 2.1 8K(7680×4320) 120Hz 48Gbps PS5・RTX 30/40系対応 DisplayPort 1.4 8K(DSC圧縮) 144Hz(4K時) 32.4Gbps 4K/144Hz・VRR・HDR対応 DisplayPort 2.0 16K(DSC圧縮) 240Hz(4K時) 80Gbps 次世代GPU向け・超高帯域

🎨 その他の比較ポイント

  • VRR対応:HDMI 2.1とDP 1.4以降で有効
  • HDR対応:HDMI 2.0以降/DP 1.4以降で対応
  • ケーブル長:HDMIの方が長距離伝送に強い

🎮 ゲーミングではどっちを選ぶべき?

🔥 高リフレッシュレートならDisplayPort

144Hz・240Hzなどの高リフレッシュレート環境では、 DisplayPort接続が安定です。 HDMI 2.0では60Hzまでが上限のため、FPS系では帯域不足になります。

⚡ HDMI 2.1なら4K/120Hzも可能

最新のHDMI 2.1対応GPU・モニターなら、 4K/120Hz・VRR・HDRまで対応。 PS5やXbox Series Xなどの次世代機では必須規格です。

🎮 コンソール機はHDMI固定

PS5/Switch/Xboxなどの家庭用ゲーム機はHDMI専用。 PCとの併用を考えるなら、DP+HDMI両対応モニターを選ぶのが安心です。

🔧 実際の接続とトラブル対策

✅ GPUとモニターの規格を確認

ケーブルを買う前に、GPU側とモニター側の規格を必ず確認。 DP1.2ポートにDP1.4ケーブルを挿しても帯域は上がりません。

⚠️ 安物ケーブルの落とし穴

「4K対応」と書かれていても、60Hzまでしか出ない粗悪品も存在。 信頼できるメーカーのケーブル(BELKIN・Cable Mattersなど)を選びましょう。

🧩 144Hzが出ないときのチェックリスト

  • ケーブルが古い(DP1.4/HDMI2.0未満)
  • モニター側設定が60Hz固定になっている
  • GPUドライバ・OS設定が未更新

💬 tubuu’s point

  • HDMIは「家電系」、DisplayPortは「PC系」端子。
  • 144Hz以上を出したいならDP接続が鉄板。
  • 4K+次世代機ならHDMI 2.1が最適。
  • ケーブル規格も確認しよう。古いケーブルは意外とボトルネック!

🧭 まとめ

ゲーミング環境で「映らない」「Hzが出ない」といった問題は、端子規格の違いが原因なことが多いです。
HDMIは家電寄り・DisplayPortはPC寄りという特徴を理解しておくと、最適な接続が選べます。

高リフレッシュレートを狙うならDisplayPort、4Kや次世代機ならHDMI 2.1がベスト。 自分のモニターとGPUに合ったケーブルを選んで、快適な映像環境を整えましょう!